アクセシビリティ(ユーザー補助)に関するよくあるご質問

アクセシビリティ(ユーザー補助)に関して、よく寄せられる質問およびそれに対する回答をご紹介します。 アクセシビリティに関する追加のサポートや別のフォーマットのドキュメントをご希望の場合、あるいは当社のサポートチームに問い合わせてお困りの障害の内容を登録されたい場合は、access@zoom.us までメールをお送りください。

Zoom にとってアクセシビリティとは?

Zoom では、聴覚、視覚、動きやすさ、認知能力などの幅広い能力を考慮しながら、あらゆる能力を持つ人々が互いに出会い、協働できるように努めています。 当社のチームは、WCAG 2.1 AA の推奨事項に準拠しながらすべての機能の設計と開発を行い、アクセシビリティが搭載されていると便利な機能であるだけでなく、開発プロセスにおける要件となるようにしています。

Zoom はどうやって製品のアクセシビリティを徹底していますか?

Zoom の設計・開発プロセスでは、新たに導入される機能が初期の段階から利用可能であるようにしています。 アクセシビリティ チームは、リリース プロセスのすべての段階において、製品チームおよびエンジニアリング チームと協力しています。 当社では、なるべく早い段階から基本的なアクセシビリティの問題を特定して対処できるよう、設計段階からアクセシビリティの確認を始めるべきであると考えています。 アクセシビリティ チームは、文字読み上げソフトとキーボードだけでテストを行い、デベロッパーと連携し、すべてのリリースをできるだけ多くのユーザー補助技術と互換するようにしています。

アクセシビリティに関する問題が発生した場合、Zoom ではアクセシビリティの問題をどうやって解決しますか?

Zoom は、常にユーザーからのフィードバックを集め、ユーザーにとって使いにくい点が製品にあればそれを特定しています。 アクセシビリティに不具合がある場合、Zoom はユーザーやお客様と協力し、重大なアクセシビリティの問題を特定し、それらをロードマップに組み込みます。 スケジュールは問題の重大度に左右されますが、Zoom は「致命的」な問題(障害のあるユーザーが情報にアクセスできない問題)を非常に重要視しており、これらの問題が Zoom ロードマップの最優先事項になるよう徹底します。

Zoom は WCAG ガイドラインおよびセクション 508 に準拠していますか?

Zoom アプリケーションおよびウェブページは、いくつかの例外を除いて、セクション 508 および WCAG 2.1 AA 推奨事項の両方に準拠しています。 各製品の WCAG ガイドラインへの準拠に関する詳細は、https://explore.zoom.us/ja/accessibility/ に掲載されている製品の各 VPAT のドキュメントを参照してください。

Zoom はライブ ミーティングやウェビナーの字幕機能をサポートしていますか?

Zoom は、複数の異なる方法を通じて、ライブ ミーティングで字幕機能をサポートしています。 ミーティング ホストは、自分で字幕を入力でき、別の参加者に字幕を入力させることもできます。 また、ミーティング ホストは、オンサイトまたは遠隔でのキャプション作成に CART プロバイダーを使用することもできます。 リモート キャプションの場合、Zoom は字幕プロバイダーが自分のキャプションを Zoom インターフェースに直接ストリーミングできる Closed Captioning REST API を提供します。 Zoom のクラウドルーム コネクタ(CRC)とバーチャル ルーム コネクタ(VRC)は、H.323 デバイスで字幕を表示する機能も備えています。

Zoom によってサポートされているサードパーティの字幕プロバイダーを教えてください。

CART プロバイダーは、クライアントのニーズに従って、さまざまなプラットフォームを使用します。 Zoom 内部の一元化された字幕は、CART プロバイダーが、Zoom の Closed Caption REST API をサポートする字幕作成プラットフォームを使用できる限り利用可能です。 VITAC は、Zoom の Closed Caption REST API をサポートしている CART プロバイダーです。 StreamText と 1CappApp は、Zoom の Closed Caption REST API もサポートしている字幕作成プラットフォームです。

ミーティングのクラウド レコーディングにユーザー補助はありますか?

Zoom クラウド ミーティングのレコーディングは、Zoom ウェブポータルの [マイ レコーディング] ページからストリーミングできます。 クラウド レコーディングのビデオプレーヤーは、文字読み上げソフトを使用でき、キーボードのみの使用も可能です。 クラウド レコーディングでは、字幕機能および文字起こしビューもサポートしています。

Zoom キーボードにユーザー補助はありますか?

Zoom は、キーボードのアクセシビリティをサポートしており、細かなモーター コントロールを必要としない操作を設計することで、身体障害をお持ちのユーザーでも製品を利用できるようにしています。 キーボードのアクセシビリティは、マウスで行うすべての操作をキーボードだけで行えるようにし、使いやすさが同じになるように開発プロセスに組み込まれています。 Zoom なら、カスタマイズして世界各地で使用できるキーボード ショートカットも提供しています。

知っておいたほうがよい、アクセシビリティ関連の重要なキーボード コマンドはどれですか?

デスクトップ ミーティング クライアントがキーボードを完全に利用できるようにするには、ツールバーを自動的に非表示にしないように設定する必要があります。 これを行うには、デスクトップ アプリケーションの [設定] の [アクセシビリティ] セクション、またはウェブポータルの [設定] の [ミーティング内(ベーシック)] セクションにある [ミーティング コントロールを常に表示] のチェックを外します 。 これは [設定/アクセシビリティ] キーボード ショートカットにある、[ミーティング コントロールを常に表示] の切り替えオプションを使ってミーティングごとに設定することもできます。 その他の重要なナビゲーション用キーボード ショートカットについては、以下を参照してください。

説明

Windows

macOS

[設定/アクセシビリティ] にある [ミーティング コントロールを常に表示] を切り替え

Alt

Ctrl+

Zoom ポップアップ ウィンドウ / ツールバー間を移動

F6

CMD+~

Zoom のミーティング コントロールに焦点を移動(画面を共有している場合は上部、共有していない場合は下部)

Ctrl+Alt+Shift

CMD+~

遠隔操作を開始

Alt+Shift+R

Ctrl+Shift+R

Zoom には視覚障害のあるユーザー向けのユーザー補助はありますか?

Zoom は、視覚障害をお持ちのユーザーが製品を操作し、認識できるようにしています。 当社の製品は、NVDA、JAWS、VoiceOver、Android Talkback などの一般的な文字読み上げソフトをサポートしています。 さらに、視覚インターフェースは、視覚に関するさまざまなニーズをお持ちのユーザーのために、カラー コントラスト、サイズ、および色の使用法が適切なものになるように設計されています。

文字読み上げソフトは、画面共有機能によって共有されているコンテンツでは利用できますか?

Zoom の画面共有機能を通じて共有されたユーザー コンテンツは、ミーティング参加者に HD ビデオ ストリーム配信として配信されます。 文字読み上げソフトを使用する出席者が画面共有のコンテンツを利用できるようにするには、発表者が関連するファイルやメモをミーティング出席者と共有することをお勧めします。 この方法によって、ドキュメントの全体のコンテンツと意味の強調箇所が保持され、文字読み上げソフトのユーザーがこれらを使用できるようになります。 Zoom はミーティング内チャットにファイル アップロード機能を加え、ミーティング ホストがミーティング内で参加者とファイルを共有できるようにしています。

遠隔操作機能を使用して、別のコンピュータの文字読み上げソフトをコントロールできますか?

Zoom の遠隔操作機能を使うと、ユーザーは画面共有者の文字読み上げソフトをコントロールできます。 ホスト コンピュータは、まず [コンピュータ オーディオを共有] を有効にして、文字読み上げソフトの音声出力を外部参加者のコンピュータにストリーム配信できるようにする必要があります。 外部参加者が遠隔操作を行えるようになったら、一般的な文字読み上げソフトのキーストロークがホスト コンピュータに登録されます。

Zoom アプリケーションは高コントラストまたはダークモードの設定をサポートしていますか?

Windows、iOS、Android の Zoom アプリケーションは、システム環境設定で定義された高コントラスト設定をサポートしています。 macOS 用の Zoom アプリケーションはダークモードをサポートしています。

Zoom アプリケーションは活字を大きくするフォント設定をサポートしていますか?

macOS 版と Windows 版の Zoom アプリケーションでは、オペレーティング システム設定で定義されているディスプレイ スケーリング オプションの引き継ぎのみをサポートしています。 Zoom デスクトップ アプリケーションでは、字幕のフォントサイズもカスタマイズできます。 iOS および Android 用の Zoom アプリケーションは、システム設定で設定されたフォントサイズをサポートしています。

Zoom は手話通訳者をサポートしていますか?

手話通訳者は、他のビデオ参加者と同じように Zoom Meetings に参加できます。 参加者は Zoom のピン留め機能を使って通訳者のビデオ サムネイルを固定させておくことができます。

アクセシブル カナダ法に基づいて Zoom Phone に関するフィードバックを送信するにはどうすればよいですか?

Zoom は、多様な能力を持つ人々に力を与え、テクノロジーを使用して障害を取り除くことにコミットしています。 Zoom Phone については、アクセシブル カナダ法に基づくアクセシビリティ プランの導入プロセスを進めています。 この取り組みに関連して、私たちは zoomphone-canada-access@zoom.us へのアクセシビリティ問題に関する皆さまのフィードバックをお待ちしております。 https://zoom.us/feed のメイン フィードバック ポータルから匿名でフィードバックを送信することもできますが、このポータルをご利用の場合は、アクセシブル カナダ法および Zoom Phone について言及してください。 匿名で送信する場合を除き、皆さまに送信いただいたフィードバックは、アクセシブル カナダ法に関するものとして認識されます。 私たちが受け取ったフィードバックはアクセシビリティの専門家によってレビューされ、必要に応じて皆さまのご意見がプランに反映されます。 皆さまの要求に応じ、私たちは皆さまと提携して、このフィードバック プロセスの説明を別の形式で提供させていただきます。 アソシエイト ジェネラル カウンセルの Kari Zeni が、アクセシブル カナダ法に基づいた皆さまのフィードバックを受け取る Zoom Phone の専任担当者になります。